ロードバイクの価格は何で決まる? その5 レース活動
ロードバイクの価格を決める要因はザックリ言って次の三つです。
1. フレーム
2. 装着部品
3. ブランド
これまで「フレーム」を「カーボンフレーム」と「アルミフレーム」にわけて、「装着部品」を「コンポーネント」と「コンポーネント以外」にわけて説明してきました。
今回は「ブランド」のうち「レース活動」について説明します。
ブランドとは、「GIANT」とか「LOOK」とか「SCOTT」といった呼称で表わされる製品やイメージ、製品を通して行われる活動などの総称です。
いわゆる「メーカー名」と同様なことが多いのですが、なかにはメーカー名とブランドが異なる場合もあります。
たとえば、メーカーの「GIANT」(ジャイアント)は、「GIANT」というメーカー名と同じブランドのほかに、女性向けの「Liv」(リブ)というブランドも展開しています。
これは、ブランド=「Liv」、メーカー名=「GIANT」のケースです。
メーカーは製品をつくるだけでなく、ブランドも育てていかないといけません。
そのため、広告宣伝やレース活動を行うのです。
ツール・ド・フランスに出場するようなチームに機材を供給し、活躍すれば、宣伝になるだけでなく、製品の優秀さも証明できます。
当店主力のジャイアントを例にとると「TEAM GIANT-ALPECIN」のメインスポンサーになっています。
「Liv」にもしっかり手を入れていて、「TEAM LIV-PLANTUR」というチームのメインスポンサーに、「RABOBANK-LIV TEAM」のセカンドスポンサーになっています。
※写真はジャイアントHPより Cor Vos photo.
広告を出したり、チームのスポンサーになるには費用がかかります。
この費用は販売されるひとつひとつの製品に分配され、価格のなかに含まれます。
広告宣伝を大がかりに展開していたり、強豪チームや複数チームのスポンサーになっているブランドの製品は価格が高くなる可能性があります。
一方で販売台数の多いブランドは、一台あたりに分配される費用を少なくできるので、価格を抑えることができるようになります。
つまり……
広告宣伝やチームスポンサーの規模
と
販売台数
が価格に影響すると言えます。
これだけではありません。
ブランドイメージが高くなり、ユーザーの「欲しい!」と思う気持ちが強くなれば、製品にあえて高い値段をつけるようにだってできるようになります。
名の通ったブランドに高額な商品が多いのもこのためです。
今回も突っ込みどころはスルーでお願いします~。
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