いまさらですがサーモスを使いはじめたのでそのインプレを。
そしてサーモスが自転車進出する前のことを思い出したのでそのお話も。
まずはインプレ。
使用モデルはサーモス FJP-600。
価格は3,960円(税込)、容量は600mlです。
使用カラーはターコイズブルーで、ほかにブラックグレイもあります。
直径はボトルケージに合わせた自転車用です。
長さはXXSサイズのフレームでも使えた実績があります。
飲み口はこんな感じ。
フタを開けて飲むので、自転車に乗りながらだと慣れが必要というのが正直なところ。
止まって飲むぶんには問題ないと思います。
穴が開いているだけの飲み口ですが、中身がドバッと出てくることはありませんでした。
少しずつ飲めるのが良かったです。
このモデルは保冷専用です。
たしかにこの形状で熱い飲み物を飲んだら危険な気がします。
ほかに保冷専用のストロータイプ、保温・保冷両用のマグタイプがあります。
パッキンは取り外して洗えるので衛生的。
ヘタったら交換もできます。
液漏れ皆無でさすがのクオリティです。
これからの酷暑では強力な保冷力のステンレスボトルは必需品と言っていいと思います。
ここからはサーモス自転車進出前のお話を。
(記憶で書きますので、事実と異なる内容が含まれている可能性があります。あらかじめご容赦を。)
まだ自転車雑誌の仕事をしているときでした。
サーモスが自転車進出検討中ということで、メーカーの方たちと意見交換する機会がありました。
一応自転車雑誌編集長でしたので、専門家の意見を聞きたい、って感じだったと思います。
当時も海外の自転車ボトルメーカーが保冷用のステンレスボトルを出していて一部のひとは使っていました。
樹脂製の保冷ボトルはすでにかなりの普及率でしたが、真夏にはほとんど効果がありませんでしたので、保冷のニーズはありました。
サーモスにはボトルケージサイズの商品はありませんでしたが、ボトルケージサイズより細い商品はあったので、カバーをつけるなどしてボトルケージサイズに合うよう工夫し、保冷ボトルとして使っているひとはいました。
MTB乗りの方たちは山の中へ行くときにサーモスに温かい飲み物を入れていって飲むとか、熱いお湯を入れていってカップ麺をつくるとかの使い方をしていることを聞いていたので、そんなお話をしました。
ボトルケージのサイズは規格なので、ボトルケージサイズの製品がほしいという要望も出しました。
この意見交換があったから、というわけではないと思いますが、その後サーモスは自転車用ボトルを商品化し、いまではかなり普及しています。
メーカーの方たちとお話したのは一度だけだったので忘れていましたが、自分で使いはじめて思い出しました。